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新米の季節に、再び考える未来

私が住むこの地方では、10月上旬に秋祭りが開催されます。各地でお神輿を担いだり、提灯を持って家々を回ったりと、活気のある行事が続きます。

私の実家のお祭りも、私が小中学生の頃は、子どもたちもたくさんいて、子ども神輿も賑やかでした。しかし、今は子どもが少なくなり、大人が子ども神輿を担いでいるのが現状です。

私たちの世代である30代から40代が祭りに参加しなくなったことが、子どもたちの参加減少に繋がっているのかもしれません。

ただ、祭りから足が遠のいたのには、私なりの理由があります。若い人たちには祭りへの参加を説きながら、平気でタバコをポイ捨てしたり、酒を飲みながら他所の祭りに文句を言ったりする、そんな人たちが役員を務めている現実を見て、祭りへの熱が冷めてしまいました。おそらく、これからも参加することはないでしょう。

話は変わりますが、秋祭りは豊作を願うものです。そう、まもなく新米の季節がやってきます。

親が農作業をお願いしている農家さんも、今年はなんとか作業ができたそうです。しかし、収穫した米を運ぶのが大変になってきていると聞きました。自分の両親を見ても、重い米袋を持たせるのは怖いです。

この時期になると、いつも頭をよぎるのが「自分の代でどうするか?」という問いです。答えはすでに出ているような気もするのですが、まだ決断しきれていない自分がいます。新米の美味しさと、胸の内の悩み。今年も、この二つが交錯する季節がやってきました。

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